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2010.03.09
更新日 2010.03.16

 
チュリニビームの光軸調整について

チュリニビームはノーマルのハロゲンバルブの車両へHIDを取り付けるキットです。 ノーマルバルブに比べ大きく光度が上がるためにノーマル状態に比較して、明るい部分がさらに明るく照射される傾向にあります。 また、ノーマルバルブに比較してHIDの発光点は大きさ・位置が若干異なるため、光軸の調整に注意が必要です。

【1】 全体が明るくなっているため、ノーマルバルブに比べてエルボー点が判別しにくいです。

ノーマルバルブ使用時 チュリニビーム使用時

【2】 ノーマルバルブに比べて、ハイビーム時とロービーム時の最高光度点の位置の差が大きいです。どちらで測定しても範囲内に入るよう調整を行なってください。

調整前 調整後
ロービーム 下 11cm(OK) 下 15cm(OK)
左 10cm(OK) 左 20cm(OK)
ハイビーム 上 14cm(4cmオーバー) 上 10cm(OK)
右 28cm(1cmオーバー) 右 18cm(OK)


参考:ノーマルバルブ
ロービーム 下 10cm
左 9cm
ハイビーム 下 8cm
右 8cm

【3】 ハイビーム時に、ノーマルバルブでは強調されなかった部分の光が強調されてしまい、試験場のテスターが測定点を正しく認識しない場合があります。

法規上、平成10年9月1日以降の生産車は、「すれちがい用前照灯(ロービーム)」で検査を行なうようになっていますが、実際の試験場では「走行用前照灯(ハイビーム)」で試験を行なっている場所も存在します。
平成10年9月1日以降の生産車は、「すれちがい用前照灯(ロービーム)」で検査を行なうようにしてください。(車検場により申告が必要な場合があります。)